日経225分析マラソン:ニチレイ (2871)

2023年7月19日水曜日

日経225分析マラソン

t f B! P L

 日経分析マラソン:ニチレイ (2871)


ニチレイについて

ニチレイについて分析し魅力を掘っていきたいと思います。

ニチレイグループを統括する持株会社です。

ニチレイグループは主に以下の4つの事業会社で構成されています。

1.加工食品事業:

ニチレイの加工食品事業は、食品の加工・製造・販売を行っています。幅広い製品ラインナップを持ち、冷凍食品や調理食品、惣菜などを提供しています。また、食品の品質管理や衛生管理にも力を入れており、安全で美味しい製品を提供しています。


2.水産・畜産事業:

ニチレイの水産・畜産事業では、魚介類や畜産品の加工・販売を行っています。自社の漁船や養殖施設から安定した供給を実現し、鮮度の高い海産物や肉製品を提供しています。地産地消の取り組みや持続可能な漁業・畜産にも注力しています。


3.低温物流事業:

ニチレイの低温物流事業では、食品や医薬品などの冷凍・冷蔵物流を担当しています。冷凍倉庫や冷蔵倉庫の運営、物流システムの構築、輸送サービスなどを提供しています。安定した温度管理と高品質な物流サービスにより、商品の鮮度や品質を保ちながら効率的な物流を実現しています。


4.医薬品・機能性素材事業:

ニチレイの医薬品・機能性素材事業では、医薬品や健康食品などの製造・販売を行っています。高品質な医薬品の製造に取り組みながら、健康食品や機能性素材の開発にも力を入れています。健康や美容に関する製品やサービスを提供し、人々の健康増進に貢献しています。


ニチレイグループは、食品や物流、医薬品といったさまざまな領域で事業展開しており、高品質な製品とサービスを提供することに注力しています。

持続可能な経営を目指し、さまざまなニーズに応えるために積極的な取り組みを行っています。



歴史

ニチレイの歴史は1942年に誕生した「帝国水産統制株式会社」からスタートします

日本政府は水産会社を集め、帝国水産統制株式会社をつくり、日本の水産資源をその管理下に置きました。戦後、民営会社 「日本冷蔵」として再開し、1952年調理冷凍食品を開発。


1942年12月 帝国水産統制株式会社の設立。

1943年4月 水産物の買入・販売並びに製氷・冷蔵・凍結事業を開始。

1945年12月 日本冷蔵株式会社に商号を変更。

1946年3月 食品販売子会社を設立。

1948年12月 事業目的に缶詰、肥料、飼料及び油脂の製造・売買、輸出入並びに水産物の輸出入を追加。

1949年5月 東京、大阪(2010年6月上場廃止)、名古屋(2003年6月上場廃止)の各証券取引所に株式を上場。

1951年8月 缶詰工場を設置し、食品生産事業を開始。

1952年10月 調理冷凍食品の販売を開始。

1956年5月 畜産事業を開始。

1977年3月 運送取扱子会社を設立。(現・㈱ロジスティクス・ネットワーク<連結子会社>)

1979年1月 アメリカにおける農・水・畜産品の集荷・販売子会社を設立。(現・Nichirei Seafoods,Inc.、Nichirei Foods U.S.A.,Inc. <連結子会社>が事業継承)

1982年6月 バイオテクノロジー分野へ進出。

1984年4月 事業目的に医薬品、医薬部外品及び試薬の製造・売買、種苗の生産及び売買を追加。

1985年2月 株式会社ニチレイに商号を変更。

1988年4月 アセロラドリンクを本格的に発売。

1988年9月 オランダの冷蔵会社を買収し、オランダにおける冷蔵事業に進出。(現・Eurofrigo B.V. <連結子会社>)

1988年12月 ニチレイ明石町ビルが竣工し、オフィスビル賃貸事業を本格的に開始。

1989年4月 厚生省許可特別用途食品の糖尿病食調製用組合わせ食品を発売。

1990年4月 物流事業を本格的に開始。

1991年2月 ニチレイ東銀座ビル竣工。同年4月に本社を同ビル内に移転。

1997年3月 技術開発センターを設置し、研究開発機能を集約。

1998年4月 サード パーティー ロジスティクス事業へ進出。(現・㈱ロジスティクス・ネットワーク<連結子会社>が事業継承)

2000年6月 事業目的にホテル及び旅館の経営を追加。

2003年1月 情報システム部門を分離し、株式会社日立製作所と共同出資により情報処理業務のアウトソーシング会社(関連会社)を設立。

2004年4月 国内の低温物流事業の会社分割を実施。(物流ネットワーク事業1社、地域保管事業7社に会社分割 <連結子会社>)

2005年4月 加工食品、水産、畜産、低温物流、バイオサイエンス、シェアードサービス事業の会社分割を実施し、ニチレイは持株会社へ移行。

2005年11月 中国(山東省)において、株式会社日清製粉グループ本社との合弁会社「錦築(煙台)食品研究開発有限公司」(関連会社)を設立。2006年10月から運営開始。

2006年11月 タイの生産拠点を子会社化。(Surapon Nichirei Foods Co.,Ltd<連結子会社>)

2010年7月 フランスの低温物流事業会社を買収し、フランスにおける低温物流事業に進出。

2010年10月 タイに設立した生産拠点が稼働開始。(GFPT Nichirei(Thailand)Co.,Ltd.<連結子会社>)

2012年6月 アメリカの食品会社を買収し、アメリカ市場での事業を拡大。

2019年3月 バイオサイエンス事業の研究開発・生産拠点として、グローバルイノベーションセンターを新設。


歴史から読み取れる魅力

ニチレイは長い歴史の中で、水産・畜産、冷凍食品、低温物流、バイオサイエンスなど多岐にわたる事業領域に進出し、グローバルな展開も行っています。新たな事業分野への進出や海外展開など、積極的な戦略により事業の多角化を図ってきました。


基本情報を見ていきましょう

主市場 プライム市場
時価総額(百万円) 428,400百万円
売買単位 100株
指数採用銘柄 JPX日経400 / 日経225 / 日経300 / TOPIX
東証33業種 食料品
コンセンサスレーティング 3.8 (やや強気)

基本情報から読み取れる魅力:

1.プライム市場上場: 
ニチレイはプライム市場に上場しているため、信頼性と安定性があります。

2.時価総額の大きさ:
 時価総額が428,400百万円となっており、経済的に安定した企業であることを示しています。

3.指数採用銘柄: 
JPX日経400、日経225、日経300、TOPIXといった主要な指数に採用されていることから、市場の注目を集めている企業である可能性があります。

4.食料品業種:
 食料品業界は基本的な需要が安定しており、持続的な収益を期待できる魅力的な業界です。

5.コンセンサスレーティング:
 コンセンサスレーティングが3.8と評価されており、市場のアナリストや投資家から一定の期待を受けていることがわかります。

これらの要素から、ニチレイは安定性と成長性を兼ね備えた魅力的な企業である可能性があります。

コンセンサス情報を見てみましょう

PER(株価収益率)(予)(倍) 17.91倍
PER変化率(予)(%) 1年前 34.32%
EPS(予)(一株あたり当期利益)(円) 178.48円
PEG(予)(倍) 2.64倍
BPS(予)(一株あたり純資産)(円) 1,859.30円
配当利回り(予)(%) 2.23%
配当利回り変化率(予)(%) 1年前 -5.78%
過去5年増収比率(予)(%) 1.40%
過去3年平均売上高成長率(予)(%) 4.25%
業績予想修正率(予)(%) 2.37%
経常利益変化率(予)(%) 5営業日前 2.37%
20営業日前 2.66%
3ヶ月前 2.97%
6ヶ月前 2.36%
1年前 0.30%
有利子負債/当期利益(予)(%) 4.42%

読み取れる魅力

PER(株価収益率)の低さ: 
予測されるPERが17.91倍と比較的低い値となっています。低いPERは、企業の収益性が高く、株価が割安であることを示唆しています。

配当利回りの存在: 
予測される配当利回りが2.23%となっており、株主への配当利益を享受する機会があることを示しています。配当利回りは投資家にとっての収益源となり得るため、魅力的な要素となる場合があります。

成長率の一定性: 
過去5年の増収比率や過去3年の平均売上高成長率がそれぞれ1.40%と4.25%となっており、一定の成長を維持していることが分かります。持続的な成長は企業の安定性と競争力を示す重要な要素です。

業績予想修正率の安定:
 業績予想修正率が2.37%と一定の安定性があることから、企業が予想通りの業績を達成しやすい状況にある可能性があります。

これらの要素から、ニチレイは安定した収益性と一定の成長性を持つ魅力的な企業である可能性があります。

財務について見ていきましょう

財務 (連)
PER(株価収益率)(倍) 19.12倍
PER変化率(%) 1年前 19.08%
3年前 6.84%
5年前 4.90%
EPS(一株あたり当期利益)(円) 167.14円
PBR(株価純資産倍率)(倍) 1.82倍
PBR変化率(%) 1年前 19.08%
3年前 -2.62%
5年前 -11.56%
配当利回り(%) 1.63%
配当利回り変化率(%) 1年前 -16.02%
3年前 -7.29%
5年前 38.70%
ROE(自己資本利益率)(%) 9.90%
ROA(総資産当期利益率)(%) 7.60%
売上高(百万円) 662,204百万円
売上高変化率(%) 前年度比 9.87%
PSR(株価売上高倍率)(倍) 0.61倍
海外売上高比率(%) 20.13%
売上高営業利益率(%) 4.97%
売上高経常利益率(%) 5.05%
売上債権回転率(回) 6.90回
経常利益(税引き前利益)(百万円) 33,448百万円
経常利益変化率(%) 前年度比 5.62%
自己資本比率(%) 49.08%
前期最終損益(百万円) 21,569百万円
有利子負債自己資本比率(%) 44.88%
EV/EBITDA倍率(倍) 9.46倍
流動比率(%) 151.20%
当座比率(%) 108.97%
PCFR(株価キャッシュフロー倍率)(倍) 9.28倍
棚卸資産回転率(回) 10.34回
信用残/売買高レシオ(倍) 0.08倍

読み取れる魅力:

安定した収益性:
ROE(自己資本利益率)が9.90%、
ROA(総資産当期利益率)が7.60%
となっており、安定した収益性を持つことが分かります。
これは効率的な資本運用や収益性の高い事業展開が行われていることを示しています。

成長性: 
売上高の変化率が前年度比で9.87%となっており、一定の成長を示しています。これはニチレイが市場での需要を捉えながら事業を展開していることを示唆しています。

財務安定性:
自己資本比率が49.08%となっており、健全な財務基盤を持っていることが分かります。また、流動比率や当座比率も高く、適切な資金管理が行われていることが示されています。

高いキャッシュフロー倍率:
PCFR(株価キャッシュフロー倍率)が9.28倍となっており、キャッシュフローが株価に対して十分な水準であることを示しています。
キャッシュフローの健全性は企業の運営能力や投資価値に関わる重要な要素です。

これらの要素から、ニチレイは収益性の高さや成長性、財務安定性があり、健全な経営基盤を持つ魅力的な企業であると言えます。

テクニカルについて見ていきましょう

株価(円) 3,196.0円 (07/19 15:00)
前日比 +23.0 (+0.72%)
株価変化率 5営業日前 5.34%
20営業日前 2.96%
3ヶ月前 17.28%
6ヶ月前 19.25%
1年前 38.41%
3年前 6.36%
5年前 13.41%
年初来安値(円) 2,599.0円
年初来安値からの上昇率(%) 22.97%
年初来高値(円) 3,188.0円
年初来高値からの下落率(%) -1.05%
平均売買代金(千円) 5日 1,488,457千円
20日 1,168,905千円
出来高増加率(倍) 5営業日前 1.87
20営業日前 1.21
3ヶ月前 0.88
6ヶ月前 1.25
1年前 1.15
売買代金増加率(倍) 5営業日前 1.96
20営業日前 1.24
3ヶ月前 1.03
6ヶ月前 1.49
1年前 1.59
株価移動平均線からの乖離率(%) 5営業日前 1.69%
25営業日前 2.81%
75営業日前 8.00%
RSI 過去14日 56.73
サイコロジカルライン 57.14
ノーマルストキャスティクス 82.83
スローストキャスティクス 83.38
ベータ(対TOPIX) 0.34
ベータ(対日経平均) 0.24
ベータ(対東証業種指数) 0.79

読み取れる魅力:

値動きの安定性: 
過去5営業日の株価変化率が5.34%となっており、比較的安定した値動きを示しています。これは投資家にとって予測可能なトレンドやパターンを見つけやすく、リスク管理がしやすいという魅力があります。

上昇トレンド: 
年初来安値からの上昇率が22.97%となっており、一定の上昇トレンドが見られます。これは市場での需要やニュースによるポジティブな影響が株価に反映されていることを示唆しています。

取引量の増加: 
出来高増加率や売買代金増加率が比較的高い数値を示しています。これは市場参加者の関心や活発な取引が続いていることを示し、株式の流動性が高いことを意味します。

テクニカル指標の一致: 
RSI(相対力指数)やストキャスティクスなどのテクニカル指標が中程度から高いレベルを示しています。これは買われ過ぎや売られ過ぎ状態ではなく、一定のバランスが保たれていることを意味します。

ニチレイの株価は比較的安定しており、上昇トレンドが続いていることが読み取れます。

コンセンサス推移についての分析

売上高の持続的な成長:
前期実績から見て、売上高は連続的に成長しており、今期予想コンセンサスでも前期比で3.1%の増加が見込まれています。また、来期予想コンセンサスでもさらなる成長が予想されており、売上高は持続的な拡大トレンドを示しています。

利益の増加:
経常利益および当期利益も予想コンセンサスにおいて増加傾向にあります。特に来期予想コンセンサスでは、経常利益が8.6%、当期利益が8.8%の増加が見込まれています。これはニチレイが持続的な収益成長を達成していることを示し、魅力的な投資機会を示唆しています。

EPSの増加:
EPS(一株あたり当期利益)も増加しており、今期予想コンセンサスでは前期比5.7%の成長が見込まれています。また、来期予想コンセンサスでもさらなる増加が予想されています。これは株主価値の向上を示し、投資家にとって魅力的な要素となります。

以上の要素から、ニチレイの業績予想は安定した成長を示しており、収益性の向上が期待されています。ただし、業績予想は将来の見通しに基づいており、実際の結果が予想に適合するとは限りません。投資を行う際にはリスク管理を十分に考慮し、継続的な情報収集が重要です。

他社比較について見てみましょう

コード 会社名 レーティング 増益率 成長率 収益率
2914 日本たばこ産業 3.4 -0.6% -0.5% 22.3%
2267 ヤクルト本社 3.9 17.8% 9.9% 17.3%
2809 キユーピー 3.7 -37.6% 3.2% 3.8%
2875 東洋水産 4.2 29.6% 7.6% 12.1%
2002 日清製粉G 3.4 19.7% 3.5% 4.8%

日本たばこ産業: 
収益率が22.3%と高く、業績の安定性が示されています。増益率と成長率はマイナスですが、収益性の面では魅力を持っています。

ヤクルト本社: 
増益率が17.8%、成長率が9.9%と高い数字を示しています。収益率も17.3%と良好です。成長性と収益性の両面で魅力的な要素があります。

キユーピー: 
増益率はマイナスですが、成長率が3.2%と安定した数字を示しています。収益率は低いですが、製品ブランドの強さや持続的な需要による安定性が魅力的です。

東洋水産: 
増益率が29.6%、成長率が7.6%と高い数字を示しています。収益率も12.1%と良好です。成長性と収益性のバランスが魅力的です。

日清製粉G: 
増益率が19.7%、成長率が3.5%と安定した数字を示しています。収益率は4.8%と低めですが、業績の持続的な改善が魅力となります。

以上の他社比較から、ヤクルト本社と東洋水産が成長性と収益性の両面で魅力的な要素を持っていることが読み取れます。

改めて魅力を深堀する


驚愕の事実:
ニチレイは多角的な事業展開を行っており、加工食品事業、水産・畜産事業、低温物流事業、医薬品・機能性素材事業の
4つの主要事業を統括する持株会社です。この多様な事業ポートフォリオは、安定した収益源を提供し、リスクの分散効果をもたらします。

理由:
ニチレイは長い歴史を持ち、戦後の日本経済の発展とともに成長してきました。
特に食品業界においては、調理冷凍食品の開発や畜産事業の拡大など、常に新たなニーズに応える取り組みを行ってきました。
また、海外市場への進出やバイオテクノロジー分野への取り組みなど、積極的な事業展開も特徴です。
これらの要素により、ニチレイは市場の変化に適応し、持続的な成長を実現してきました。

投資に関する留意事項:
ニチレイの成長を評価する際には、業界環境や競合状況、マーケットのトレンドなどを考慮する必要があります。
また、ニチレイの事業ポートフォリオは多岐にわたるため、各事業の収益性やリスクを個別に評価することも重要です。
さらに、財務指標やコンセンサス情報なども参考にしながら、投資判断を行うことが求められます。

以上のように、ニチレイは多角的な事業展開と成長戦略を持つ企業であり、市場の変化に適応しながら持続的な成長を実現してきました。
ただし、投資に際しては業界環境や競合状況、各事業の収益性などを慎重に評価する必要があります。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

QooQ